株式会社カワハラ技研/災害直後すぐ使える備蓄型 組立式 個室トイレ「ほぼ紙トイレ」

認定番号3108号物品

新商品の概要

 ほぼ紙でできた組立式の個室洋式トイレ。簡単に組立てられて、衛生管理(二次感染防止)と防犯対策も考慮して設計されており、最終的に焼却処分が可能です。インフラ設備は一切不要。備蓄さえしておけば発災後すぐに安心・安全なトイレ環境を確保できます。

主な使用部署

 東京都立農芸高等学校
 東京都社会福祉事業団 東京都千葉福祉園
 東京都立田無特別支援学校
 東京都立松沢病院
 東京都保険医療公社 多摩北部医療センター
 東京都立矢口特別支援学校
 東京都立産業技術研究センター
 主税局新宿都税事務所
 オリンピック・パラリンピック準備局

主な評価点

 一般的な仮設トイレを設置するより固定場所をとらず、安価かと思われる。
 仮設トイレの形状をしているので、テント式のトイレ等と比べてプライバシーが守れてよい。
 リベットの取り外しが簡便にできることから組立、解体が短時間で、災害訓練用として、また、保管スペースが少なくてすむ。従来のものは解体ができないため保管に苦慮している。
 形状が8角形のため、個室内が広く感じられる。
 洋式便器であるので、高齢者等も利用しやすい。
 組立てに工具を使用しない点について、誰もが簡単に組立てられるため男性だけでなく、女性も組立てられるので評価できる。
 事後処理を簡潔かつ衛生的にできる点。タンク式汲み取りトイレであるため、一般的な携帯トイレに比べて排泄物の集約が容易である。また、タンクごと焼却処分できる点も衛生面から評価できる。

主な改善点・利用上の留意点

 保管時のコンパクト化を図れると良い。
 便座の後ろに背もたれのようなものがあると誰でも使える。
 段ボール製の階段は堅牢であるが、介助を必要とする人が利用するには高さがあるため、オプションで手すり等があればなおよいと思われる。
 価格について、もう少し安価であればより普及すると思われる。
 タンクに車輪を付けるなどして、運搬性が向上することを期待する。

会社概要

事業者名 株式会社カワハラ技研
所在地 東京都中央区月島2-2-10-201
電話番号 03-3532-3121
ホームページ

http://www.kawahara-giken.com/

※本評価は認定商品を実際に使用した部署の意見をもとに、都がユーザーの立場から行ったものです。