平成23年度 契約社員に関する実態調査
はじめに
平成24年3月
東京都 産業労働局 労働相談情報センター
経済のグローバル化や少子高齢化が進む中、就業形態も多様化し、パートタイマー・派遣労働者・契約社員等のいわゆる非正規従業員は、 全労働者の3分の1を超え、いまや職場に欠くことのできない人材となっています。
しかし一方で、雇止めや解雇等をめぐる労使間トラブルは依然として多く、また賃金や雇用の安定性に関する正社員との格差等、多くの問題を抱えています。
東京都産業労働局では、一昨年度のパートタイマー、昨年度の派遣労働者に続いて、本年度は契約社員に関する実態調査を実施し、その労働実態や契約社員という働き方に対する使用者及び労働者の意識を把握することとしました。
今回は、契約社員と正社員との働き方の比較分析をさらに充実させると共に、昨年3月に起きた東日本大震災の雇用関係への影響や今後の有期雇用契約のあり方に対する意識調査も合わせて実施する等、様々な視点から契約社員の雇用環境を捉え分析しました。
この調査結果を労使の皆さまをはじめとした多くの方々にご利用いただき、雇用環境の整備、改善の一助となれば幸いです。
最後に、この調査の実施に当たりまして、ご協力をいただきました事業所ならびに契約社員の皆様、ご多忙の中専門的見地からご助言を頂きました中央学院大学法学部准教授の長谷川聡先生に厚く御礼を申し上げます。
報告内容
- 目次
- 第1章 調査の概要(1~18)
- 第2章 事業所調査の集計結果(19~82)
- 第3章 契約社員(個人)調査の集計結果(83~147)
- 第4章 正社員と比較した働き方及び格差について(149~157)
- 第5章 今後の有期雇用契約のあり方(意見調査)(159~167)
- 第6章1 集計表(事業所調査)(169~218)
- 第6章2 集計表(契約社員調査)(219~253)
- 参考 今回調査に使用した調査票(255~268)
お問い合わせ
- 東京都産業労働局労働相談情報センター
- 電話:03-5211-2200