• トップページ  > 
  • 中央区観光情報センターの取組み|アクセシブル・ツーリズム推進事例

中央区観光情報センターの取組み 東京都中央区京橋二丁目2番1号 京橋エドグランB1F

すべての方に『江戸文化が花開いた街“中央区”』の魅力を発信するために

中央区観光情報センターは2016年(平成28年)11月25日に開業した複合市街施設「エドグランド」の地下1階にあり、中央区観光協会の情報センターとして設置されています。
上層階はオフィス棟となっており、低層階には約30店舗の飲食店・インテリアショップが入居していますが、その中でも特に人通りの多い地下1階のメイン通路に目に留まるモダンな外観で広々とした空間を確保しています。
本センターの取組みについて、所長の堀内裕介さん、サービス課長の石塚真奈美さん、企画課長の三好朋絵さんにお話をお伺いしました。

「アクセシブル・ツーリズム推進セミナー」を利用し、車椅子体験を実施

2021年11月に2日間に渡り、東京都の「アクセシブル・ツーリズム推進セミナー」を利用して車椅子利用の実地体験・研修を実施しました。センターのスタッフが実際に車椅子に乗って、地下鉄に乗車し、駅や商業施設を移動してみる、という研修です。また、改札口や各施設のエレベーター、お手洗いの使い勝手を車椅子利用者の目線から確認し、その後、参加者同士で気付いた点についての話し合いも行いました。

1日目は、中央区観光情報センターからスタートし、地下鉄銀座線京橋駅から日本橋駅へ向かいました。日本橋の商業施設内をエレベーターも使用して見て回り、都営地下鉄浅草線で日本橋駅から宝町駅へ移動した後、宝町駅からは一般の通行道路からセンターへ戻る、というルートで実施しました。2日目は、同じく中央区観光情報センターをスタートし、銀座線京橋駅から銀座駅へ移動、銀座の商業施設を訪問し、センターに戻るルートとしました。

実際に研修に参加したスタッフの新たな気付きとしては、観光情報センター内の通路の幅は車椅子でのご利用を意識しているつもりでいましたが、実際に車椅子を利用してみると狭く感じる箇所もあったことです。また、それぞれの駅ではどの改札口をご案内すれば車椅子利用者にとって便利なのか等、段差がなく遠回りにもならない移動の仕方を再確認することもできました。さらに改札前の自動券売機では切符の購入やICカードへのチャージを車椅子に乗ったまま行ってみたり、各所でお手洗いのチェックをしたり等、コンシェルジュの立場から街の再確認が出来、今後ご案内する際に役立てられることを多く学びました。

スタッフが一丸となって、あらゆるご旅行者を受け入れられる体制づくりを目指します

これまで中央区観光情報センターでは、車椅子の無料貸し出しを行ってきましたが、今回スタッフ全員が車椅子の使用方法や操作の基本手順を再度確認し、実際にセンターの外での移動体験もしたことで多くの新たな学びがありました。現在スタッフ全員が「ユニバーサルマナー検定・3級」を取得していますが、今後も高齢者や障害をお持ちの方への基本的な向き合い方や各種マークの名称と意味、困ったときのお声がけ方法など、切磋琢磨しながらサポート体制を充実させていきます。
外国語対応についても、英語対応スタッフ6名、中国語対応スタッフ3名で対応していますが、さらにサービス内容の充実を図っていきたいと考えています。

利用者に寄り添い、様々なアイデアを形にしていく

聴覚障害者の方のご来訪が多いことから、スタッフで話し合い、筆談ボード(ホワイトボード)を取り入れ活用しています。ご説明の際には、充実した観光パンフレットや区が作成したバリアフリーマップを使いながら、細かな部分は筆談ボードで補足説明をする等のご案内をしており、リピーターの方からは大変ご好評をいただいています。こうした基本的な対応を今後も大切にしていきたいと考えています。

次の目標としては手話を取り入れていく予定です。手話を取り入れることでより多くの方をご案内することができる観光情報センターを目指しています。

また、観光庁の「心のバリアフリー認定制度」の取得も目標に、スタッフ一同向上心をもって取り組んでまいりますのでご期待ください。

sns ソーシャルメディアアカウント

Facebookもチェック

誰にでも優しく、
どこへでも行ける 東京。

観光は誰にとっても自由で、どこへだって行けるはず。
「行きたいところを旅する」ということは
人生を豊かにしてくれます。

東京は、あなたが訪れてくれることを歓迎します。
伝統・歴史・文化・自然・テクノロジー、
そしてなにより笑顔に出会えることでしょう。

アクセシブル・ツーリズムを
もっと身近に、もっと楽しく。

tokyo is fit for all.