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ホテルカデンツァ東京の取組み 東京都練馬区高松5丁目8

「人にやさしいホテル」を目指して。

近隣には都立光が丘公園があり、ゆったりとした時を過ごせる場所に「ホテルカデンツァ東京」はあります。ラグジュアリーでありながら、地域密着型の落ち着いたホテルです。2020年8月に東京都の「宿泊施設バリアフリー化支援補助金」を利用して、リクライニングベットをはじめ、広々としたスペースと手すりを設置したバスルームやトイレなど、特別設備を完備したユニバーサルルーム(バリアフリー対応のお部屋)を設置しました。「どんなときも、私たちはお客様のそばに」。この言葉通り、都会にありながらも心温まる安らぎの空間を大切に、家族との大切な時間や懐かしい友人との再会等、お客様のあらゆる節目に集う居心地の良い場所の提供を目指し、豊かな心の交流の場所として一人ひとりのご満足と安心感のために心からのおもてなしを心掛けています。ホテルの取組みについて、光が丘興業株式会社の星野義弘さん、株式会社ジェイシティー(ホテルカデンツァ東京)の森邦文さんにお話をお伺いしました。

必要なことをお手伝いしたい思いから、従業員がサービス介助士の資格を取得。

現在2名のスタッフがサービス介助士の資格を持っています。「サービス介助士」とは、高齢の人や障害のある人など、多様な人が暮らす社会で、年齢や障害の有無に関わらず誰もが社会参加できるよう、必要なことを、その人・その場にあったやり方でサポートできる人になるための資格です。社会の高齢化や障害者差別解消法などへの企業の対応の他にも、高齢者や障害のある人が利用しやすいサービスや商品の設計など、幅広い分野で今後ますます必要とされる資格であり、人を手伝うときの「おもてなしの心」と「介助技術」を学び、相手に安心していただきながら手伝いができることを目指し、「必要なことをその人・その場にあったやり方」でお手伝いいたします。

現在、更に他のホテルスタッフもこの資格取得を目指しています。ホテル全体の取組みとして、必要なサービスを必要な時にタイミング良く提供していきたいと考えています。心を通わせる細やかな気遣いで、お客様の思いに寄り添い、お客様が繰り返し訪れてくれるホテルを目指しています。

例えば、1階フロント付近のお手洗いには、小さなお子様が洗面台に手が届くように踏み台(段差)を設置したり、筆談の対応(コミュニケーションボードの用意)や、車椅子の貸し出しなどを行っています。ホテル全体で、必要な方へ必要なサービスが行き届くようこれからも考えて続けていきたいと考えています。

客室内装へのこだわり。快適な1日を送っていただくために。

バス・トイレの着脱式の手すりの設置をはじめ、洗面カウンターの高さを車椅子利用者も使いやすい高さに合わせるなど、専門家からのアドバイスを参考に改装しました。

客室入口のドアは、軽い力で開閉できるドアクローザーを採用し、車椅子利用者にも利用しやすい高さの荷物置きスペースや冷蔵庫の配置にも留意しています。ベッドはリクライニング機能付きのものを採用し、ベッド柵は簡単に着脱ができる仕組みにしています。枕元には照度調整と電動カーテンのスイッチを配置し、更に視認性を向上させるためオリジナルのピクトグラムを採用しています。壁にも照度と電動カーテンのスイッチを配置しています。来客確認にはドアスコープの代わりにインターホンを設置するなど機能性を向上させています。

また、宿泊された車椅子利用のお客様のご要望で、つかまる場所が欲しいという声があり、「つかまりポール」も設置しました。実際のお客様の生のお声を聞きながら、日々更なる改善を図っています。こうした対応は、必要な方にとっては大変便利なサービスとなっています。細やかなサービスと改善と工夫により、誰もが快適な滞在をしていただけるように、暖かみのある空間でゆっくりとお過ごしいただけるよう考えています。

国籍を問わず、すべてのお客様に快適にお過ごしいただきたい。

エレベーター改修工事を契機に、エレベーターの言語対応を2ヶ国語(英語)にしました。また、羽田空港からホテル間のリムジンバスとの提携も2021年夏から始まりました。リムジンバスを待つ際の場所が屋外であり、待ち時間の不便を解消するため、高齢者や障害のある方、妊婦の方や小さなお子様連れの方が優先的にロビーでお待ちいただけるよう、ポスターでご案内をしています。

すべての方に快適にお過ごしいただきたいという思いの中には、日本人だけでなく様々な国の方という意味もあります。外国から車椅子でお越しいただいた方にも、快適な滞在をしていただけると嬉しいです。

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