日本の技術力と、きめ細やかさを世界へ!独自のコロナ対策「Fight Back COVID-19」を発表

公開日:2020/10/30

日本の技術力と、きめ細やかさを世界へ!独自のコロナ対策「Fight Back COVID-19」を発表

2020年6月、東京・有明にオープンした世界最大級の屋内型ミニチュア・テーマパーク「スモールワールズTOKYO」(東京都江東区)。“日本の技術を紹介するプロトタイプ”という理念のもとに生まれた同施設は、新型コロナウイルス対策という点においても“屋内型施設のプロトタイプ”として世界へ発信している。(画像提供:SMALL WORLDS)

私たちらしいコロナ対策とは何かを考える日々

当初のオープンは2020年4月を予定していたが、新型コロナウイルスの影響を受け延期が決定。緊急事態宣言中は、一日も早くお客様に安心してご来場いただける施設を作るために、リモートで様々な意見が交わされていた。延期は残念なことだったが、展示施設としてソーシャルディスタンスの確保など細やかな視点を大切にしながら「お客様の安心」を作ることができれば、無事にオープンを迎えることができはずと前を向き、対策を練った。

日本の技術力と、きめ細やかさを世界へ!独自のコロナ対策「Fight Back COVID-19」を発表 私たちらしいコロナ対策とは何かを考える日々 画像提供:SMALL WORLDS
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最新技術を取り入れてきた自信と経験を胸に対策を具体化

スモールワールズTOKYOは、現実世界のバーチャル世界を80分の1というスケールで精巧に表現するための技術力を活かして、もうひとつの世界を作り出した。この自信から、新型コロナウイルス対策という未曽有の取組においても、その経験や技術力を応用できると考えていたのだ。実際、独自の新型コロナウイルス感染症対策を構築するまで、そう時間はかからなかった。緊急事態宣言の前の5月14日、スモールワールズTOKYO独自の新型コロナウイルス対策「Fight Back COVID-19」が発表された。

日本の技術力と、きめ細やかさを世界へ!独自のコロナ対策「Fight Back COVID-19」を発表 最新技術を取り入れてきた自信と経験を胸に対策を具体化 画像提供:SMALL WORLDS
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入場制限、間隔調整、換気などの取組を様々な技術でスマートに実行

「Fight Back COVID-19」は、「密集」「密閉」「密接」「入れない」「うつらない」「うつさない」の6つの視点で策定された。
まず、入場時にはサーモグラフィーによる体温検査を実施。万が一にも備え、お客様の連絡先を14日間保管している。さらに、時間別に入場者数制限も実施し、館内の滞在時間も当面の間は2時間を上限とした。
入場後も、来場者が十分な間隔を保つことができるように、ホロライト(LED照明)を床に照射することで2メートルの間隔を可視化し、お客様が真正面で向かい合わないように、展示レイアウトの配置も工夫した。
さらに、開業当初は館内の要所にウイルスや菌を不活性化する「噴霧器」を配置し閉館後に噴霧(現在は使用していない)。また、定期的な強力換気に加え、展示空間にも空気の通り道を作るなど対策を徹底した。

日本の技術力と、きめ細やかさを世界へ!独自のコロナ対策「Fight Back COVID-19」を発表 入場制限、間隔調整、換気などの取組を様々な技術でスマートに実行 画像提供:SMALL WORLDS
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お客様に多くの安心を提供し、オープン後の来場数も上々

ほかにもアルコール消毒器、除菌ペーパー、手袋、ゴミ箱をエリアごとに設置したり、「映像による入場ガイダンスの実施」や「サイネージやニュース映像による鑑賞マナーの注意喚起」など様々な工夫を施し、運用を徹底。その結果「安心して利用できる」と様々なメディアで紹介され、オープン後から現在に至るまで多くのお客様が安心して訪れることができる人気施設となった。
「コロナ以前に立てていた目標からすると来場者数は10分の1程度」と同施設を運営する株式会社SMALL WORLDSのエンターテインメント部執行役員の山田氏は語るが、「考えられる上での対策はすべて行うことができた。」と、手応えは感じている。

日本の技術力と、きめ細やかさを世界へ!独自のコロナ対策「Fight Back COVID-19」を発表 お客様に多くの安心を提供し、オープン後の来場数も上々 画像提供:SMALL WORLDS
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他業界で使われていた技術もコロナ対策に応用

スモールワールズTOKYOの新型コロナウイルス対策が一定の成功を収めている理由は、最新技術を取り入れることに対しての抵抗がなかったということが大きい。たとえば、不審者事前検知システムは、お客様の過度の緊張など、精神状態を判別できるセキュリティシステム。通常は空港やビルなど防犯監視などの目的で導入されるシステムだ。ほかにも、サーモグラフィーカメラを使った体温検査や、ホロライト(LED照明)で間隔調整のためのサインを作るなど、随所に最新技術を大胆に応用した、独自の新型コロナウイルス対策を構築している。

日本の技術力と、きめ細やかさを世界へ!独自のコロナ対策「Fight Back COVID-19」を発表 他業界で使われていた技術もコロナ対策に応用 ©SMALL WORLDS
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失敗を恐れずにチャレンジをする姿勢こそが何よりも大切

「今回の対策は、誰も経験がない取り組みだったので、トライアンドエラーを繰り返すのは仕方がないこと。そんな中でも、私たちには技術力があるのだから、失敗を恐れず新しいチャレンジをしよう!と、前向きな意識を大切にしてきました」と語る山田氏。今後は、国内のお客様はもちろん、インバウンドによる集客も期待される。新型コロナウイルス対策の継続はもちろん、今回の対策を推し進める上で得た教訓を「次の変化」に活かし、安心して楽しめる施設環境を作っていくつもりだ。

日本の技術力と、きめ細やかさを世界へ!独自のコロナ対策「Fight Back COVID-19」を発表 失敗を恐れずにチャレンジをする姿勢こそが何よりも大切 ©SMALL WORLDS
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