その他事例一覧

サイクリングツアーを通じて、広島のストーリーを地域から世界へ。コロナ禍ではオンラインでの修学旅行も展開!
広島には、街の歴史を知るために、国内のみならず世界中から多くの人々が訪れる。修学旅行や団体ツアー、個人旅行などスタイルは様々だが、その中の1つの手法として注目を集めているのがサイクリングツアー『sokoiko!(ソコイコ!)』だ。被爆遺産などを自転車で巡る中で、歴史だけではなく普段の広島に触れることができるツアーだが、当初インバウンド向けにスタートしたこの事業は、コロナ禍での取り組みが実を結び、日本人観光客からも大きな評判を呼ぶこととなる。今回はその旗振り役である株式会社mint(広島県広島市)の代表・石飛聡司氏に背景を詳しく伺った。

SNSのフォロワー数10万人超のタクシードライバーが開いた、赤字であえぐ会社の復活への扉
三条タクシー(新潟県三条市)は昭和18年設立の地域密着型のタクシー会社。お年寄りを中心とした地元の方々の“足”となりながら、約80年に渡り堅実な経営をつづけてきた。しかし、2020年同社は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を大きく受ける。人々は外出を控え、タクシーを使って繁華街にお酒を飲みに行く人もいなくなり、売上は大幅にダウンした。そんなピンチをSNSツールをつかって救ったのが、新人女性ドライバーだった“ひよりん”こと刈谷陽和(ひより)氏だ。今回はその裏側とそれに伴う変化、これからの展望などを刈谷氏と代表取締役社長の渡邉惣太氏に伺った。コロナ禍で同社が踏み出した新しい第一歩とは──。

有名ホテルの日本庭園で、オンライン森林浴。インバウンド向けバーチャルツアーを開催!
森林浴をメインとしたウェルネスツアーを企画販売する、特定非営利活動法人(NPO法人)itswellness(東京都中央区)。2020年2月に旅行業を立ち上げた直後にコロナ禍に突入。新しい第一歩を踏み出したにもかかわらず、立ち止まらざるを得ない状況となってしまう。その中で同社がスタートしたのが、オンラインでのバーチャルツアー。コロナ禍で日本を訪れたくても訪れることのできない外国人旅行者に“東京の今”を届けてきたのだ。今回はその取り組みの裏側と、企画した中でも進取的な森林浴のバーチャルツアーについて、代表理事・トラベルコーディネーターの木村由加子氏と戦略企画担当の村井賢志氏に話を伺った。

宿泊客増加を目指して、多摩地域のキャンプ場に新風を!SDGsが学べるツアーなども実施することで、持続可能な地域づくりに着手
株式会社グッドライフ多摩(東京都立川市)は多摩地域の情報を発信するサイトの運営や、パンフレット・冊子の企画・制作などを展開している企業。エリアに特化した情報の発信を通じて、地域で暮らす人々の暮らしをより豊かなものにしたいと考えているそう。その中で同社の常務取締役・高木 誠氏を中心に新しくスタートしたのが、多摩地域を多くの方に足を運んでもらえる魅力的な場所にし、その収入を持続可能な地域づくりに役立てるというプランだ。今回はその背景とこれからの展望を伺った。

相次ぐキャンセルを逆手に、普段は見られない「バス車庫の見学」というファン心くすぐるツアーを実施し、新たなファンも獲得!
原点となる大垣自動車の創業から90余年。東海3県下でバスツアーを展開してきた『名阪近鉄旅行株式会社』が運営するカッコーパルック(愛知県名古屋市中村区)。2020年1月には『三重交通株式会社』の実施するバスツアー事業とブランド統合し事業規模の拡大を図るも、その矢先に新型コロナウイルスの感染拡大が本格化。ツアーのほとんどが中止となってしまう。そのような中で同社は、稼働していないバスがズラリと並ぶ車庫を見学する日帰り旅行を企画!バス愛好家から絶大な支持を得て、コロナ禍でありながらすぐに完売となった。今回はその裏側とスタッフの想い、そして商品としての進化を詳しく伺った。

海外旅行需要が回復する日のために──旅の不安を一気に解消するスマホアプリを開発!
日本では数少ないトルコ専門の旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』を運営する、株式会社EVENT LAB(東京都渋谷区)。提供する旅の品質の高さやサービスの手厚さから順調に業績を伸ばし、コロナ禍直前には年間3000名もの旅行者のトルコ旅行をサポートしていた。しかし2020年、順調そのものだった同社を新型コロナウイルスの感染拡大が襲う。その中で取り組んだ、『非接触型でありつつ、これまでと変わらぬ満足度の高いサービスをお客様に提供するためのスマホアプリ制作』の裏側を、代表であるジェム・チャカローズ氏に伺った。

披露宴や入学式の中止で行き場を失ったユリを使った、withコロナ時代の集客プロジェクト。
冬には積雪が4メートルにもなる豪雪地帯として知られる新潟県津南町は、日本有数のユリの産地。中でも『雪美人』のブランド名を掲げたオリエンタルユリの一種であるカサブランカは、大輪の花が華やかに咲き誇る美しさから数々のブライダルや入学式・卒業式などを彩ってきた。しかし2020年、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、それらのイベントが軒並み中止になってしまう。出荷すらままならない状況を打破するために動いたのが、今回お話を伺った河田太郎氏が副組合長を務める『津南町ユリ切花組合』(新潟県中魚沼郡)だ。組合と津南町、町内の旅館や飲食店、農協、観光協会が一体となり進めたプロジェクトとは──。

仕事と遊びを両立するコロナ禍の新しい働き方「ワーケーション」で、式根島式ライフスタイルを発信。地域活性化にも貢献!
新型コロナウイルス感染症の拡大防止と経済活動との両立が求められる中で、注目を浴びた新しい働き方のひとつ、「ワーケーション」。「Work」と「Vacation」を組み合わせた造語で、オフィスや自宅を飛び出しリゾート地などで働きながら休暇を取得することを意味する。東京都の中でもいち早くワーケーション事業に取り組んだのが、伊豆諸島のひとつである、式根島だ。プロジェクトの中心人物、「一般社団法人式根島エリアマネジメント 式根島コワーキングスペース」(東京都新島村)の下井勝博氏にワーケーション事業立ち上げの背景や将来的な展望、地域活性への想いなどを伺った。