飲食事例一覧

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、惜しまれながらも閉店した人気ラーメン店がキッチンカーで復活!
2020年4月18日──創業から50年以上、仙台で愛され続けてきた老舗ラーメン店『味よし国分町本店』がその幕を閉じた。東北屈指の繁華街である国分町で深夜まで営業をし、“締めの一杯”を提供してきた同店を、新型コロナウイルスの感染拡大が襲ったのだ。多くの常連客からの引き留めを振り切る形での閉店となったが、先代と共に店を切り盛りしていた氏家 剛氏の飲食への情熱は完全に消えたわけではなかった。そんな同店がキッチンカーで復活を遂げるまでの軌跡と、それを支えた数多くのファンたちへの想いを取材してきた。

東京への飲食店を出店し、『峠の釜めし』を“非日常”から“日常”に。コロナ禍でありながら、新しいファンを獲得!
明治18年に群馬県横川駅で創業した荻野屋は、当時、駅弁としておむすびの販売を行っていた。同社の主力商品である『峠の釜めし』は、昭和32年に4代目が考案。陶製の器を使用し温かいまま提供するという、常識を覆すアイデアで瞬く間に日本を代表する駅弁となった。発売開始から70年近く、多くの観光客の旅の思い出に彩りを添えてきた同社だが、他の観光業同様に新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大きな打撃を受ける。このようなタイミングで有楽町に新業態となる飲食店「荻野屋 弦」(東京都千代田区)をオープンした想いと今後の展望を、首都圏事業部・次長である浦野恵造氏に伺った。
コロナ禍に誕生したイタリアン食堂。少しでも多くの人に知ってもらうために始めた委託調理サービスとは。
北海道札幌市の中心部に2020年4月にオープンしたTrattoria e pizzeria Cosa mangi?(トラットリア エ ピッツェリア コザマンジ)。ローマやシチリアで修業を積んだ、オーナーシェフの西村恒佑氏が、日本で本場イタリアの味を気軽に味わってもらえる店を作りたいと、約10年の構想を経てオープンした店だ。新型コロナウイルス感染症の脅威が迫る中、少しでも店を軌道に乗せるために他とは違った施策をと打ち出したのが、お客さんに持ち込んでもらった食材で、リクエストを聞きながらテイクアウトメニューを作る委託調理サービスだ。緊急事態宣言や蔓延防止策など紆余曲折を経ながら、今日にいたるまでどのような思いや葛藤で店を守ってきたのか、同氏に話を伺った.

メイン事業である飲食店の売上が低迷する中、予約・注文・決済がスマホで完結するコロナ禍に適したシステムを開発!新たな事業の柱に。
石田商事株式会社の代表取締役・石田正徳氏は、早稲田大学の近くで油そば店を4店舗展開。コロナ禍以前は毎日大勢の学生が足を運び、店は常に活気に溢れていた。しかし、大学が休校になると客足はパタリと途絶えてしまう。業績が落ち込む中で石田氏が取り組んだのが、店舗のタブレットなどではなく、お客様が自身のスマホを使うことで、料理やドリンクの予約から注文、決済が行えるコロナ禍に適したプラットフォームの開発だ。さらに、それと同時に次世代型飲食店「テッパンオヤジ。」(東京都武蔵野市)をコロナ禍においてオープンした意味とは。石田氏に詳しく伺った。