観光施設等事例一覧

お客様を、地元を、“おいしい、たのしい、うれしい”笑顔でいっぱいにしたい——30年以上変わらない想いを箱に詰めて届ける体験キット。
自然のなかで農作物を育て、自ら調理することで、“食”を体系的に学べることができる食育体験ファーム「ほっこり農園」(福岡県岡垣町)。新型コロナウィルスが猛威をふるい始め、日本中が未知のウィルスへの対応に頭を抱えていた2020年5月、「ほっこり農園」を運営する株式会社グラノ24Kは「体験がネットで買える」をコンセプトとした「冒険まるしぇ」の企画をいち早くスタートさせていた。そこには、おうち時間の充実化だけでなく、食育や文化継承、なにより「地元の生産者を笑顔にしたい」といった地域への思いが込められていた。同社で商品開発を担当する吉田雅子氏と、オンライン体験教室でも活躍する“らっちょ先生”こと、相良友香氏に詳しい話を伺った。

好奇心を喚起し、 “楽しみながら”感染対策
年間入館者数が300万人を超え、国内の水族館として最多の集客数を誇る沖縄美ら海水族館(沖縄県国頭郡本部町)。2019年までは、総入館者数のうち3割以上が中国・台湾・韓国を中心としたアジア圏からの旅行者を占め、6割近くが国内県外からの旅行者で構成されていた。しかし、2020年1月、突如拡大し始めた新型コロナウイルスの影響により、入館者数は一気に激減。2020年12月現在において、すでに3度の臨時休館を経験した。今回、国内屈指の観光スポットが、新型コロナウイルス対策としてどのような取組を行ったのか話を伺った。
■画像提供 国営沖縄記念公園(海洋博公園):沖縄美ら海水族館(※2020年12月時点の情報)