観光施設等事例一覧

コロナ禍で客足が遠のく中、「伝統」と「デジタル」を融合し、屋形船での新しい楽しみ方を提供するARアプリを制作!

36の屋形船事業者が加盟し、安全な航行や利用船客へのサービスの向上、事業者の技術の向上を目指し、様々な活動を行っている『屋形船東京都協同組合』(東京都台東区)。新型コロナウイルスが感染症拡大の影響により、業界全体が大きな打撃を受けることとなった。そのような中で屋形船の新たな楽しみ方の1つとしてリリースされたのが、ARアプリ『お江戸の川遊びへおいでなんし』だ。

お客様を、地元を、“おいしい、たのしい、うれしい”笑顔でいっぱいにしたい——30年以上変わらない想いを箱に詰めて届ける体験キット。

自然のなかで農作物を育て、自ら調理することで、“食”を体系的に学べることができる食育体験ファーム「ほっこり農園」(福岡県岡垣町)。新型コロナウィルスが猛威をふるい始め、日本中が未知のウィルスへの対応に頭を抱えていた2020年5月、「ほっこり農園」を運営する株式会社グラノ24Kは「体験がネットで買える」をコンセプトとした「冒険まるしぇ」の企画をいち早くスタートさせていた。そこには、おうち時間の充実化だけでなく、食育や文化継承、なにより「地元の生産者を笑顔にしたい」といった地域への思いが込められていた。同社で商品開発を担当する吉田雅子氏と、オンライン体験教室でも活躍する“らっちょ先生”こと、相良友香氏に詳しい話を伺った。

コロナ禍で外出できない福祉施設の利用者向けに、トラックでの“出張イチゴ狩りサービス”を開始!

色・艶・甘み・香り・サイズ、そしてよろこび…すべてを兼ね備えた銘柄イチゴ『美人姫』を13年もの年月をかけてつくり上げた、奥田農園株式会社(岐阜県羽島市)の奥田美貴夫氏。地元の方々だけでなく、全国からひっきりなしに入る注文に対応する奥田氏のもとに、福祉施設の職員から「コロナ禍で利用者さんがレクリエーションに出かけられずにいる」という話が届く。今回は世界でも類を見ない、トラックを使った出張イチゴ狩りサービスをスタートさせた奥田氏にその裏側を伺ってきた。

観光果樹園が打ち出した自宅で楽しめる「巣ごもりシリーズ」で新たな販路を開拓

年間を通じて約150品目もの果物を栽培する観光果樹園「平田観光農園」(広島県三次市)。これまで定番だった食べ放題式の果物狩りから、農園での収穫などの体験、いわゆる “コト消費” にフォーカスし、10年ほど前から果物体験教室や果樹園グルメなど、新しいコンテンツを発案してきた。そんな同園が、新型コロナウイルスの拡大というピンチを乗り越えるべく企画した新たな取り組みとは。

日々のリモートワークに刺激を!遊園地として新たなワーケーションを提案。

コンセプトは「遊びを、まん中に」。衣・食・住と同じくらい“遊び”を大切にした生活を提案するよみうりランド(東京都稲城市)が立ち上げたコロナ禍での取り組みが注目を集めた。その名も、「アミューズメントワーケーション」。プールサイドや観覧車内をワークスペースとして開放するという前例のない取組の背景を、広報部長の山田氏と係長の奥谷氏に話を伺った。(本ワーケーションは2020年12月23日をもって終了。再開日程は現在未定。)

3密とは無縁!茶畑につくられたティーテラス&ウエディングプランに予約殺到

茶畑につくられたティーテラス=「茶の間」を貸し切り、静岡の絶景と淹れたてのお茶を楽しみながら特別な時間を過ごす―。「するが企画観光局」(静岡県静岡市葵区)が展開する、空間貸し出し型の体験プログラム「茶の間」が大きな話題を呼んでいる。サービス開始は2019年5月。コロナ禍においても右肩上がりに業績を伸ばした新たな取組について、同局のプロデューサーの鈴木氏に話を伺った。
※2021年5月現在、運営主体は「するが企画観光局」から「株式会社AOBEAT」に変わっております。

好奇心を喚起し、 “楽しみながら”感染対策

年間入館者数が300万人を超え、国内の水族館として最多の集客数を誇る沖縄美ら海水族館(沖縄県国頭郡本部町)。2019年までは、総入館者数のうち3割以上が中国・台湾・韓国を中心としたアジア圏からの旅行者を占め、6割近くが国内県外からの旅行者で構成されていた。しかし、2020年1月、突如拡大し始めた新型コロナウイルスの影響により、入館者数は一気に激減。2020年12月現在において、すでに3度の臨時休館を経験した。今回、国内屈指の観光スポットが、新型コロナウイルス対策としてどのような取組を行ったのか話を伺った。

■画像提供 国営沖縄記念公園(海洋博公園):沖縄美ら海水族館(※2020年12月時点の情報)

新型コロナウイルス対策をきっかけに誕生。町のPRニューコンテンツ「オンライン生まぐろツアー」

2020年4月、那智勝浦町の観光地域づくりを新たに担う組織として設立された、一般社団法人那智勝浦観光機構(和歌山県那智勝浦町)。地域DMO設立準備委員会の発足後、ようやく観光機構が設立した矢先の新型コロナウイルス。予定していた観光イベントや町内行事がすべて中止となる中、実証実験として開催し、リアル誘客まで繋げることができたという「オンライン生まぐろツアー」の取組を伺った。

地元住民と観光客の安心を取り戻す!秋川渓谷の観光事業者によるコロナ対策を“見える化”。

東京都心から西へわずか1時間ほどの場所に位置する「秋川渓谷」(東京都あきる野市)。美しい自然に囲まれながら、キャンプ・バーベキュー・釣り・山登り・温泉など、様々なアクティビティを楽しめる人気観光スポットとして、四季を通し多くの方に愛されてきた。

新たな人力車で浅草の街をご案内。コロナ禍でも楽しめるオンライン人力車をスタート。

三浦翔平氏の職業は、人力車で浅草を案内する俥夫。一度は職を離れたが、コロナをきっかけに「浅草に恩返しがしたい」という思いが強くなり、オンライン人力車(人力車にカメラを取り付け浅草を案内する)というアイデアと共に復帰。現在は「福ろう屋」(東京都台東区)の屋号のもと、オンライン事業部を立ち上げて活動中。

日本の技術力と、きめ細やかさを世界へ!独自のコロナ対策「Fight Back COVID-19」を発表

2020年6月、東京・有明にオープンした世界最大級の屋内型ミニチュア・テーマパーク「スモールワールズTOKYO」(東京都江東区)。“日本の技術を紹介するプロトタイプ”という理念のもとに生まれた同施設は、新型コロナウイルス対策という点においても“屋内型施設のプロトタイプ”として世界へ発信している。(画像提供:SMALL WORLDS)