秋葉原ワシントンホテル

JR秋葉原駅中央改札口を出ると右手正面に秋葉原ワシントンホテルがあり、アクセスが良いです。エントランスの段差も左手の携帯電話ショップ横の手すり付き迂回スロープで楽にホテルに入れました。３階のフロントではスタッフがカウンター内から出てきてチェックインのサポートをしていただき、配慮を感じます。秋葉原の街の様子も詳しく説明していただき、夕食の予約まで手伝っていただきました。アメニティグッズも車いすユーザーからも見やすく、自分で選べることが嬉しく思います。

入口幅87cm、背面ミラー付きのエレベーターを降りると至近距離にユニバーサルルームがあります。キーはカード式で、手が思うように動かない者にとっては使いやすく、88ｃｍ幅の入口は内開きで車いすでも入りやすかったです。室内はベッド一つとソファー（ベッドとしても使用）があり、車いすユーザにとって充分な広さがあります。ベッドの高さは、車いすからの移乗に関し問題ありません。ベッド横にあるソファーの向きを変えていただく等家具の配置を調整することで、移乗も楽になり快適に過ごせました。椅子は、キャスター付きで移動しやすい椅子としっかりした肘掛けがある重めの椅子の2脚あり、用途や不自由な状態により使い分けが可能です。

バス・トイレは一体型、引き戸の入口幅は80cmで、段差はなく、車いすでの回転もできます。床は滑りにくい材質で安心感がありました。トイレの手すりは向かって左がL字固定式、右が可動式です。便座の高さもちょうどよく感じました。洗面台は車いすでも足を入れやすく、前の部分のカーブが胸の厚さに合わせたようにへこんでいたので、顔や手を洗うとき体が安定しました。浴槽には重めのグリップ付きバスボードが設置されており、手すりにセットされたシャワーはヘッドの高さを調節可能で、使いやすさと安全に対する配慮を感じました。

ビュッフェスタイルの朝食では、スペースのある広い席への案内や、取り分けなど付き添いサポートをして頂けました。ホームページに施設のバリアフリー情報が画像や数値で示されていて予見情報を得ることができ、とても助かります。スタッフの方の配慮もとても気持ちが良いと感じました。