燃料電池トラックの実装化促進

東京都では、エネルギーの安定供給の確保や脱炭素化に向けた取組として、都内における水素エネルギーの需要拡大・早期社会実装化を目指しています。
なかでも、大型で走行距離が長い商用車両での水素活用は、運輸部門の脱炭素化と水素利用の拡大のために非常に重要であり、都は、自動車メーカーや荷主・物流事業者等と連携し、燃料電池トラックの実装化を促進しています。

1 燃料電池小型トラックの都内導入

・令和5年4月21日から都内への燃料電池小型トラックの導入が開始されました。
・東京都は、燃料電池小型トラックの導入について、導入費用に対する補助を実施しています。
 補助事業(ZEVトラック早期実装化事業)の詳細はこちら(クール・ネット東京HPへリンク)
<参考>燃料電池小型トラックの概要
 ・水素と空気中の酸素を化学反応させて電気をつくり、その電気を動力源に走行する電動車両
  (稼働時のCO2排出はゼロ)
 ・最大積載量3,000kg未満の小型トラック
 ・10.5kgの水素を搭載し、満充填で約260km走行が可能

2 東京プロジェクト 燃料電池小型トラック出発式

国内最大規模の社会実装として、都内に順次500台以上の電動車(燃料電池小型トラック・燃料電池大型トラック・EV小型トラック・EV商用軽バン)を導入し、事業者の充電・水素充填タイミングと配送計画を最適化することで、稼働を止めない効率的な運行を目指す「東京プロジェクト」が、車両製造事業者のCommercial Japan Partnership Technologies株式会社(※)を中心に荷主・物流事業者やインフラ 事業者と共同で実施されており、東京都も本プロジェクトに参画・連携しています。 
東京プロジェクトにおける都内への燃料電池小型トラック導入開始に合わせ、「東京プロジェクト 燃料電池小型トラック出発式」を下記のとおり開催しました。
 (※)いすゞ自動車株式会社・スズキ株式会社・ダイハツ工業株式会社・トヨタ自動車株式会社が参画
    (令和5年5月現在)

(1)日時

令和5年5月15日(月曜日) 11時00分から11時30分まで

(2)場所

有明ガーデン スポーツエンターテイメント広場

(3)主催

東京都、Commercial Japan Partnership Technologies(CJPT)株式会社

(4)出席者

 潮田  勉           東京都副知事
 濱村 芳彦         CJPT株式会社 取締役(トヨタ自動車株式会社 統括部長)
 奥山 理志         CJPT株式会社 プロジェクトリーダー(いすゞ自動車株式会社 常務執行役員)
 荷主・物流事業者13社(50音順、敬称略)
  児玉 徹夫        アサヒロジ株式会社 代表取締役社長
              (アサヒグループジャパンを代表して参加)
  Wayne Anthony Angus  アマゾンジャパン合同会社 Director
  横谷 和貴        岩谷産業株式会社 執行役員
  守屋 保志        コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社 執行役員
  笹森 公彰        佐川急便株式会社 取締役
  高橋  智          西濃運輸株式会社 副社長執行役員
  青山 誠一        株式会社セブン-イレブン・ジャパン 取締役常務執行役員
  加藤 憲治        日本通運株式会社 取締役執行役員
  五味 儀裕        日本郵便株式会社 執行役員
  大野  泰          株式会社ファミリーマート 執行役員
  小林 哲平        福山通運株式会社 常務執行役員
  福田  靖          ヤマト運輸株式会社 執行役員
  涌井 和広        株式会社ローソン 上級執行役員

(5)概要

・東京都 知事挨拶(副知事代読)及びCJPT株式会社 挨拶
・事業者共同コメント
・テープカット、フォトセッション
・車両の出発 

令和4年7月19日付のプレス発表はこちら(東京都HPへリンク)
令和5年4月21日付のプレス発表はこちら(東京都HPへリンク)