令和4年 国・地域別外国人旅行者行動特性調査結果

東京都では、観光産業振興に向けた施策を推進するための基礎資料として、訪都外国人旅行者の行動特性に関する調査結果をまとめました。

調査結果

1.訪都外国人旅行者の行動特性

これまでの訪都回数は「2回目」以上(リピーター)が63.4%となり、前回(平成31年)調査結果と比べ、7ポイント増加している。

  • 国・地域別に見ると、「1回目」の割合が高い国・地域はベトナム(69.6%)、インド(58.0%)、インドネシア(51.9%)。「2回目」以上の割合が高いのは、香港(86.3%)、台湾(84.1%)、韓国(73.0%)となった。

訪都目的は「観光・レジャー」が59.6%で最も多い。次いで「ビジネス(MICEを除く)」が17.0%となっている。

訪問先は、「渋谷」が58.4%、「新宿・大久保」が50.3%、「銀座」が48.8%となっている。

  • 20の国・地域のうち、ベトナムを除いて「渋谷」が3位以内に挙がっている。

訪都の満足度について、「大変満足」(63.1%)が前回調査より17.4ポイント増加している。

  • 「大変満足」(63.1%)、「満足」(28.3%)、「やや満足」(3.9%)を合わせると95.4%と満足度は総じて高い結果となった。項目別では、「食事施設」87.0%、「観光施設」84.2%、「交通機関」82.6%の順で高い満足度となっている。一方で、「外国語でのコミュニケーション」の満足度は43.1%(前回差7.7ポイント減)と低い結果となった。

再訪問意向は「必ず来たい」「来たい」「やや来たい」を合わせると96.3(前回差1.7ポイント増)となっている。

訪都外国人1人当たりの都内での旅行中支出額(推計値)は179,542円。前回調査平成31年の137,403円に比べ30.7%増加した。

  全体において、最も支出額が多い費目は「宿泊費」であり、62,995円。平成31年に比べ、92.7%増加している。旅行中支出額が最も高い国・地域は中国で338,826円。平成31年の206,496円に比べ64.1%増加した。

※結果の概要は、別紙1「令和4年 国・地域別外国人旅行者行動特性調査結果概要」を参照

※国・地域別の特徴については、別紙2「令和4年 国・地域別外国人旅行者行動特性調査 国・地域別特徴概要」を参照

2.調査結果詳細

別紙3「令和4年国・地域別外国人旅行者行動特性調査報告書」を参照

参考

【「国・地域別外国人旅行者行動特性調査」の手法】

訪都外国人旅行者の行動特性を国籍または地域別に四半期毎に調査。

(回答数:2,843票。うち、「東京を訪問した」と回答した2,434票について集計。)

 ①羽田空港・成田空港における国際線ターミナル搭乗待合ロビーにおいてアンケートを実施。

 ②令和4年4月~12月の訪都外国人旅行者の行動特性(訪都外国人旅行者の属性と訪都の状況、行動等)について、国籍または地域別の集計を実施。

※新型コロナウイルス感染症の影響により、令和4年1~3月期の調査は中止したため、同4月~12月の調査結果である。

お問い合わせ

東京都産業労働局観光部企画課(代表)
電話:03-5000-2426