島しょ海域が中心の東京の水産業

東京の水産業は、伊豆諸島、小笠原諸島周辺海域を漁場とする島しょ漁業、東京湾を漁場とする内湾漁業及び多摩川、江戸川を主な漁場とする内水面漁業で構成されています。
2007年の島しょと内湾の漁業の総漁獲量は4,981トンで、このうち、島しょ海域が4,441トン(89%)、内湾海域が540トン(11%)となっています。島しょ海域は、わが国でも有数の好漁場であり、東京の水産業において中心的な地位を占めています。生産額ベースでみると、島しょと内湾の漁業の総漁獲高は37億4,400万円で、その内訳は伊豆諸島、小笠原諸島からなる島しょ漁業が33億7400万円(90%)、内湾漁業が3億7,000万円(10%)となっています。
2007年の漁種別漁獲量では、きんめだいが全体の17.6%を占め第1位、あじ類、テングサが7.9%、7.4%でこれに次ぎ、以下とびうお、かじき類、かつお類、とびうお、めだい、まぐろ類、あさり類と続いています。

海区別の漁獲量及び漁獲生産額の推移(東京)

漁獲量

漁獲生産額

資料 東京都産業労働局調べ

漁獲量の魚種別構成(東京、2007)

漁獲量の魚種別構成

資料 東京都産業労働局調べ