治山事業について

 治山事業は、森林の維持造成を通じて、山地に起因する災害から都民の生命や財産を保全するとともに、水資源の確保や生活環境の形成等を図り、安全で住みよい定住条件の整備に取り組んでいます。
 多摩流域上流部の水源地域では水源かん養機能の向上、急峻な山地の連なる山間部では土砂災害防止や落石対策に重点を置き、それぞれの地域の実情に即して、荒廃地の復旧や山地災害危険地区(※)における積極的な治山対策を実施しています。
 伊豆諸島においては、台風等により発生した崩壊地の復旧及び自然災害の未然防止に努めるとともに、島しょ地域特有の潮風害等への対応として防風保安林等の整備も併せて行っています。

 (※)山地災害危険地区とは、人家・公共施設などが山崩れや土石流などの被害を受ける危険度を地形・地質・植生等の調査により判定して、一定以上の危険性があると判断された地区のことです。

 東京都内の山地災害危険地区につきましては、下記リンクをご参照ください。

●多摩地域
森林事務所ホームページ
●島しょ地域
大島支庁ホームページ
三宅支庁ホームページ
八丈支庁ホームページ

 

●国有林

関東森林管理局ホームページ

多摩地域の治山事業


①荒廃地復旧(山腹工)
 崩壊した山の斜面を法枠や土留めで安定させ、植生の導入を促進します

②荒廃地復旧(渓間工)
 谷止めや水路で渓流の浸食や崩壊を防止します

島しょ地域の治山事業


③台風災害復旧
 台風災害で荒廃した山地を復旧とするとともに、流木による災害を防止します

④保安林整備
 植栽・保育により森林の回復を図り、潮風害等から生活環境を守ります

お問い合わせ

森林課治山担当
担当直通 :03-5000-7205
森林課共通:03-5320-4854
記事ID:029-001-20240806-004986