平成23年度飼料巡回点検・飼料抽出検査の概要

飼料の適正使用を促進するため、都内の牛飼養農家に対し巡回点検を実施し、飼料の給与状況の調査と記帳等の指導及び家畜等の飼養状況把握を行いました。
併せて、BSEの発生防止を図るため、農家、飼料販売業者から飼料を採取し、肉骨粉の混入について飼料抽出検査を実施しました。
なお、これらの点検・調査は平成14年度から実施しています。

23年度の結果は、以下のとおりでした。

1.農家への巡回点検

30戸の農家(乳牛、肉牛飼養)を対象に、「飼料購入台帳」、「飼料給与計画」、「飼料使用記録」の記入及び「購入伝票」の保存の状況を確認し、記帳等について指導しました。また、牛(反すう動物)と鶏や豚など(非反すう動物)を併せて飼養する農家を把握し、飼料管理等の指導を行いました。

2.飼料抽出検査

(1)目的

牛用飼料の肉骨粉混入確認

(2)概要

平成23年8月 牛飼養農家 15戸 飼料 36検体採取

平成24年1月 飼料販売業者 1ヶ所 配合飼料 1検体収去

平成24年1月 牛飼養農家 15戸 飼料 33検体採取

合計 70検体

(3)検査方法

顕微鏡鑑定及びほ乳動物DNA検査(PCR法)

(4)検査結果

全70検体の飼料について、肉骨粉の混入は認められませんでした。