野生獣による農作物被害対策

 東京都は、多摩地域や島しょ地域等に豊かな自然が残っており、多くの野生動物が生息しています。一方で、その周辺の地域では、野生獣による農作物への被害が発生しています。また、都市部でも被害が発生しています。

 そのため、東京都では野生獣による農作物被害の軽減を目標に、「東京都農林業獣害対策基本方針」及び「第5次東京都農林業獣害対策基本計画」を策定し、農作物被害対策を推進します。

「東京都農林業獣害対策基本方針」及び「第5次東京都農林業獣害対策基本計画」

東京都農林業獣害対策基本方針

第5次東京都農林業獣害対策基本計画

令和4年度 野生鳥獣による農作物の被害状況について

令和4年度 野生鳥獣による農作物の被害状況調査結果(東京都)

ハクビシン等による農作物獣害防止対策事業

 近年、区部などの都市部においても、ハクビシン・アライグマ等の中型野生獣による農作物被害が続いています。このため都は、こうした農作物被害を防止するための集中的な支援を以下の通り、新たに開始します。

1 補助対象者

(1)農業協同組合(JA)

(2)区市町村

2 事業内容

(1)加害獣侵入防止対策

・ハクビシン等の中型獣からの被害を回避するため、ネット・ワイヤーメッシュと簡易電気柵を組み合わせた防除施設の農業者への導入・設置に係る経費を補助(補助率:2/3)する。なお、対象となる農業者は、都内全ての農業者とし、事業実施主体に対しても、導入に係る事務経費を補助(補助率:10/10)する。

(2)普及啓発支援

・(1)の加害獣侵入防止対策により防除施設を導入する地域において、防除等に係る研修会や講習会の開催、JA、区市町村担当者、農業者が参加する協議会の設置を支援(補助率:10/10)し、適切な防除方法等の普及啓発を図ることで、被害軽減を図る。

(3)捕獲支援

・農地及びその周縁部での捕獲を進めるため、捕獲・処分に係る経費を支援(補助率:1/2)する。

3 申請方法

・補助金交付申請書、事業実施計画書を提出していただきます。

・申請方法等については、それぞれのホームぺージをごらんください。

 ※申請される場合は、必ず、事前にご相談ください。

〇区部・島しょのJA、区町村は農林水産部 食料安全課 生産環境担当までご連絡ください。

〇多摩地区のJA、市町村はこちらをご覧ください。

4 関係書類

・ハクビシン等による農作物獣害防止対策事業実施要綱(PDF)

・ハクビシン等による農作物獣害防止対策事業実施要領(PDF)

・ハクビシン等による農作物獣害防止対策事業実施細則(PDF

・ハクビシン等による農作物獣害防止対策事業費補助金交付要綱(PDF

・申請様式(PDFWord

・別記様式(PDFExcel

・捕獲記録表(PDFExcel

農作物獣害防止地域リーダー養成事業

 東京都内では、近年ハクビシン、アライグマ、タヌキ等の中型野生獣が生息域を広げており、区部でも農業被害が発生するなど、深刻化しています。このため、こうした被害を防止しようとする農業者に対し、中型野生獣対策について全国に先駆けて取り組んでいる講師による実践的な講座を実施し、地域での取組を広げていくリーダーとして育成します。

1 対象者   都内農業者(農作物被害軽減対策に積極的に取り組む販売農家)

2 講座予定  1期3回の講座を年間2回開催します。(※詳細はチラシをご覧ください)

        ※1期はスイートコーン等の果菜類、2期はブドウ等の果樹類の被害低減を目標とした

         講義及び実習を行います。

        ※講座では、自分の畑に電気柵を設置し、レポートを提出していただきます。

3 応募条件  (1)農作物被害を低減させることに意欲がある農業者

        (2)3回の講座すべてに取り組むことができること

        (3)研修終了後に各地域での獣害対策講習会等に積極的に参画すること

4 応募人員  各期10名程度

5 受講料   無料

6 申込方法  詳細はチラシをご覧ください(講座チラシ.pdf

リンク

市街地での農作物の獣害対策

農林水産省 鳥獣被害対策コーナー(外部リンク)

お問い合わせ

産業労働局 農林水産部 食料安全課 生産環境担当
電話:03-5000-7213

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