平成23年7月改定
平成18年9月に、食育に関する施策を着実かつ積極的に推進するため、都の食育推進の基本的な考え方と具体的な施策の展開を示した東京都食育推進計画を策定しました。
この計画の中では、取り組みの成果を把握するため、平成18年度から5年後を目途に各取組事項の目標となる指標を設定しました。この度、計画策定から5年後の平成22年度に指標の調査・検証を行った結果を受け、平成27年度までの5年間の新たな指標を策定しました。
改定点について
達成した指標
前計画の指標のうち、「子どもが基礎的な食習慣を家庭で身につける」「生産体験学習を行う生産者と交流の図れる食材を学校給食に利用する」「適切な食事バランス(栄養・量)に努める」の項目については指標を達成しました。
これ以外の達成できなかった指標については継続としました。
追加した指標について
小中学生の食生活や食習慣に関しては、保護者や周囲の影響が大きいと考えます。また、東京都食育推進協議会において、「日本食について積極的に進めるべき」との意見がありました。
それらを受け、家庭の食習慣に関する指標及び、全世代を通して健康的な生活につながる、日本食に代表される様々な品目を組み合わせたバランスの良い食事についての指標を追加します。
東京都食育推進計画の特徴
ライフステージごとに食育の重点テーマを設定
ライフステージごと(乳幼児~小学生、小学生~中学生、高校生~大人)に獲得すべき能力を明確化し、施策を重点的に実施します。
東京に集積する食のサービス、人材、情報を活用
都民の皆さんが身近な食のサービスを日々利用しながら、健康づくりに関する情報や食文化などさまざまな情報が得られるよう、都市の集積を活かして東京発の食育を力強く発信します。
具体的な施策
1.家庭だけでは困難な子どもの食育を学校、地域で支える
全ての公立学校内に「食育推進チーム」を編成し、「食育リーダー」を養成
保育所や幼稚園で「親子食育教室」を開催
2.食の生産現場との交流と体験の場をつくる
体験型食育拠点の充実(生産体験、体験学習の講師養成)
3.食のサービス、人材、情報を活用した食育を推進
外食や中食(持ち帰りの弁当やそうざい)からの情報発信
(ヘルシーメニューの提供、栄養成分の表示など)
今後の推進体制
食育を着実に推進するために、都、区市町村、食品関連事業者などで構成する協議会を運営し、東京都食育推進計画の着実な伸展を図ると共に、食育のイベントや食の科学的情報発信など都市型の食育を推進していきます。
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お問い合わせ
- 農林水産部食料安全課
- 電話:03-5320-4882