沖ノ鳥島の重要性と海洋法
沖ノ鳥島の重要性
- 沖ノ鳥島は、我が国の国土全体の面積(約38万平方キロ)を上回る約40万平方キロもの排他的経済水域をもつきわめて重要な島
※排他的経済水域:排他的経済水域を持つ国は、その水域内にある生物や鉱物などの資源を調査、開発、保存する権利をもつことができる。 - 周辺海域は、漁業資源が豊富で、漁場として有望
平成17年度の小笠原島漁業協同組合による漁業操業の実績や都の調査指導船「みやこ」の調査結果から、周辺海域には、ビンナガ、クロカジキ、キハダ、メカジキなど、様々な魚がいることが分かってきた。 - 周辺の海域にはコバルトやマンガン(いずれも特殊鋼の材料等に使用)など貴重な海洋鉱物があると考えられている。
- 周辺の表面海水の温度が年間を通して28度程度あり、深層の冷海水との温度差で発電する「海洋温度差発電」の適地と考えられている。
<沖ノ鳥島は、様々な点で我が国にとって重要な島>
沖ノ鳥島と海洋法
- 排他的経済水域は、「国連海洋法条約」に位置づけられる
- 同法第121条
1.島とは、自然に形成された陸地であって、水に囲まれ満潮時においても水面上にあるものをいう。
3.人間の居住又は独自の経済的生活を維持することのできない岩は、排他的経済水域又は大陸棚を有しない。
<沖ノ鳥島周辺の排他的経済水域を維持するため、島の管理保全と、経済活動が重要>
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