燃料電池フォークリフトの実装支援
東京都は、エネルギーの安定供給の確保や脱炭素化に向けた取組として、都内における水素エネルギーの需要拡大・早期社会実装化を目指しています。
燃料電池フォークリフト(以下、「FCFL」という)は、利用時に水しか排出しないため、CO2の削減及び、作業環境の改善に役立ちます。また、短時間での充填が可能なため、長時間稼働する現場での利用に適していることから、FCFLの導入は、物流業界等の脱炭素化と水素利用の拡大のために非常に重要であり、都は、FCFLの実装を促進しています。
1 令和6年度燃料電池フォークリフトマッチング導入支援事業の募集について<事業者の公募は終了いたしました。>
(1)事業概要
FCFLを物流業界へ加速度的に普及促進するため、将来的に導入を検討している事業者及びFCFLや水素充填設備等を貸与する事業者を募集。FCFL及び水素充填設備等を、都内物流施設等において、都の負担により無償(上限あり)で一定期間トライアル利用し、車両性能の体験、導入効果の検証等を実施
(2)公募対象者
・FCFLのトライアル利用を希望する事業者
・トライアル利用者にFCFLを提供する事業者
・トライアル利用者に水素充填設備を提供する事業者
(3)実施規模
トライアル期間:1トライアル事業者あたり最大2ヵ月
①トライアル利用者 2事業者
②FCFL提供者・水素充填設備提供者 各1~2事業者
(4)実施内容
東京都と以下の役割分担の下に総合に協力して実施する。
【東京都】 ①運営費の負担、事業の広報及びPR 等
【トライアル利用者】 ①FCFLの利用、②利用者アンケートの実施 等
【FCFL提供者】 ①FCFLの貸与 等
【水素充填設備提供者】 ①簡易水素充填設備等の設置、②水素の充填 等
2 令和6年度燃料電池フォークリフトマッチング導入支援事業実施者の決定について
(1)実施事業者
トライアル利用者 |
株式会社住友倉庫、株式会社大林組 |
FCFL提供者 |
トヨタエルアンドエフ東京株式会社 |
水素充填設備提供者 |
株式会社鈴木商館 |
(1)実施期間・場所
■株式会社住友倉庫
実施期間
令和6年8月1日から令和6年9月30日まで
実施場所
株式会社住友倉庫お台場営業所第1倉庫(江東区青海)
■株式会社大林組
実施期間
令和6年10月1日から令和6年10月31日まで
実施場所
株式会社大林組技術研究所(清瀬市下清戸)
3 燃料電池フォークリフト導入補助
東京都は、燃料電池フォークリフトの導入について、導入費用に対する補助を実施しています。
補助事業(燃料電池フォークリフト実装支援事業)の詳細はこちら(クール・ネット東京HPへリンク)