平成30年国・地域別外国人旅行者行動特性調査結果

東京都では、観光産業振興に向けた施策を推進するための基礎資料として、訪都外国人旅行者の行動特性に関する調査結果をまとめました。

調査結果

1.訪都外国人旅行者の行動特性

これまでの訪都回数は「2回目」以上(リピーター)が51.2%と半数を超えている。

国・地域別に見ると、「1回目」の割合が高い国・地域はカナダ(73.8%)、スペイン(73.7%)。「2回目」以上の割合が高いのは、香港(73.7%)、台湾(69.9%)、シンガポール(63.1%)であった。

訪都目的は「観光・レジャー」が73.5%で最も多い。次いで「ビジネス」が16.6%となっている。

訪問先は、「新宿・大久保」が55.4%、「銀座」が48.9%、「浅草」が45.0%となっている。

国・地域別に見ると、スペイン、インド、ベトナム、ロシアを除いて「新宿・大久保」が3位以内に挙がっている。また、20の国・地域のうち、スペイン(84.4%)、インドネシア(83.0%)など12か国で「渋谷」が1位に挙がっている。

訪都の満足度について、「大変満足」(44.9%)、「満足」(45.2%)、「やや満足」(5.3%)を合わせると95.4%となっている。

項目別満足度については、全体では「おもてなし」88.1%、「食事施設」86.7%、「観光施設」85.3%がそれぞれ80%以上の高い満足度となっている。一方で、「外国語対応能力」47.2%、「両替の利便性」66.9%は比較的低い満足度となっている。
平成29年と比較すると、多くの項目で満足度が高くなっている。

再訪問意向は「必ず来たい」「来たい」「やや来たい」を合わせると94.7%となっている。

訪都外国人1人当たりの都内での旅行中支出額(推計値)は140,443円。平成29年の133,731円に比べ5.0%増加した。

全体において、最も支出額が多い費目は「土産買物費」であり、64,847円。平成29年に比べ、1.0%増加している。
最も旅行中支出額が高い国・地域は中国であり、217,918円。平成29年の206,600円に比べ5.5%増加し、「土産買物費」は134,987円(対前年比0.4%減)となっている。

※結果の概要は、別紙1「平成30年国・地域別外国人旅行者行動特性調査 結果概要」(590KB)を参照

※国・地域別の特徴については、別紙2「平成30年国・地域別外国人旅行者行動特性調査 国・地域別特徴概要」(267.6KB)を参照

2.調査結果詳細

別紙3「平成30年国・地域別外国人行動特性調査報告書」(1.8MB)を参照

報告書掲載データのcsvファイルはこちら(22.7KB)

参考

【「国・地域別外国人旅行者行動特性調査」の手法】

訪都外国人旅行者の行動特性を国籍または地域別に四半期毎に調査。

(総標本数:14,773サンプル。うち、「東京を訪問した」と回答した12,893サンプルについて集計。)

 ①羽田空港・成田空港における国際線ターミナル搭乗待合ロビーにおいてアンケートを実施。

 ②平成30年(平成30年1月~平成30年12月)の訪都外国人旅行者の行動特性(訪都外国人旅行者の属性と訪都の状況、行動等)について、国籍または地域別の集計を実施。

記事ID:029-001-20240806-005545