うなぎの資源管理

東京都の取組み

下りうなぎを保護する取組み

近年、シラスウナギ(ニホンウナギの稚魚)の不漁が続いています。
平成26年6月、ニホンウナギが国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに絶滅危惧IB類(近い将来、野生での絶滅の危険性が高いもの)として掲載されました。
そこで、うなぎ漁業を将来にわたり持続的に行うため、平成27年に東京都うなぎ資源管理漁業者協議会を立ち上げ、うなぎ資源管理の取り組みとして漁業者による下りうなぎ(※)の再放流を始めました。
また、日本全体では平成27年6月、うなぎ養殖業に対し許可制と種苗の池入れ数量制限が開始されました。
このように、漁業者、養殖業者によるうなぎ資源管理が行われています。
遊漁者の皆さんも自分が食べる分だけ獲る、下りうなぎが獲れた場合放流するなど、うなぎの資源管理への協力をお願いします。

※秋から冬にかけて産卵のために海に向かううなぎを「下りうなぎ<銀うなぎ>」といいます。

ポスターイメージ:下りうなぎの再放流にご協力をお願いします。

うなぎを守る取り組み

下りうなぎの再放流

漁業者の自主的な取り組みにより、平成27年は、下りうなき約700尾が再放流されました。

下りうなぎの見分け方講習会の様子

下りうなぎの見分け方講習会の様子、再放流する下りうなぎの特徴を確認

再放流する下りうなぎの特徴を確認

うなぎを増やす取り組み

漁協のうなぎ種苗放流

江戸川・中川・荒川・多摩川・秋川では、毎年、漁協によるうなぎの種苗放流が行われています。

うなぎ種苗放流の様子

うなぎ種苗放流の様子

お問い合わせ

東京都産業労働局農林水産部水産課漁業調整係
TEL:03-5321-1111(内線 37-436)
記事ID:029-001-20240806-005104