愛玩用豚（ミニブタ、マイクロブタ等）飼養者の皆様へ ～豚熱（CSF）ワクチン・飼養管理等に関するQ＆A～
豚熱ワクチンは接種しなければならないのですか。
本ワクチンの接種は、家畜伝染病予防法第6条第1項の規定に基づく都知事命令により実施するものです。もし、命令に違反した場合、同法第66条第2号に基づき罰せられます。
豚熱ワクチンを接種するタイミングについて教えてください。
豚熱ワクチンは、初回接種から約半年後に2回目の接種をし、その後はおおよそ1年ごとに3回目、４回目を接種します。
接種時期が近付いたら、都内で認定を受けた動物病院または家畜保健衛生所へご連絡下さい。
また、飼養者は接種について記録することが義務付けられています。生年月日、生産農場（購入店）、導入日（購入日）、ワクチン接種日を記録し、保存して下さい。
動物病院で豚熱ワクチンを接種できますか。
農林水産省の豚熱防疫指針改正により、動物病院の獣医師を知事認定獣医師に認定することで、動物病院での豚熱ワクチン接種が可能となりました。
東京都では、この制度を活用し、都内動物病院に勤務する獣医師を認定しています。原則、愛玩用豚飼養者の方は、動物病院でのワクチン接種をお願いします。
詳細は以下のHPを参照ください。
他のワクチン（豚丹毒、日本脳炎等）を接種する予定があるのですが、どれくらい豚熱ワクチンと接種間隔を空ければいいですか。
豚熱ワクチンは「生ワクチン」という種類のワクチンです。生ワクチンは病原体となるウイルスの毒性を弱めて病原性を無くしたものを原材料としたワクチンで、接種された体内では免疫機能により抗体が作られます。
複数の生ワクチンを同時に接種したり、接種間隔が短いと十分に抗体が作られず、ワクチンの効果が弱まる可能性があります。そのため、他の生ワクチンを接種する予定がある場合は、接種間隔を約4週間空けるようにお願いします。
外で散歩させてもいいですか。
豚熱ワクチンは、豚熱に感染する危険を低くする効果はありますが、絶対に感染しないわけではありません。
東京都でも、豚熱に感染した野生イノシシが確認されています（東京都の野生イノシシにおける豚熱感染状況はこちら）。特に、林に近い田んぼ、河川、キャンプ場などは豚熱ウイルスに接触する危険が大きい場所です。そのため、散歩など屋外に出すことは控え、屋内で安全に飼うようにして下さい。
与える食事には気を付けた方がいいのでしょうか。
食品から豚熱に感染することもありえます。専用のフード以外（特に肉を含む可能性のあるもの）を与えるときは、十分な加熱をして下さい。
他県に引っ越しをする予定なのですが、飼養豚を一緒に連れて行ってもいいですか。
ワクチン非接種地域にはいかなる理由であってもワクチン接種をした飼養豚を移動させることはできません。
ワクチン接種豚及び排せつ物等には移動制限がかかります。東京都のようなワクチン接種地域からワクチン非接種地域に移動させることは原則できません。
現在のワクチン接種推奨地域は、北海道を除く46都府県です。
他の方に譲渡したいのですが、注意点等ありますか。
譲渡先に対して、豚熱のワクチン接種歴をお伝えし、最寄りの家畜保健衛生所に連絡するようお伝え下さい。なお、ワクチン非接種地域にお住まいの方には譲渡できませんのでご注意下さい。
ワクチン接種豚及び排せつ物等には移動制限がかかります。東京都のようなワクチン接種地域からワクチン非接種地域に移動させることは原則できません。
現在のワクチン接種推奨地域は、北海道を除く46都府県です。
飼養豚の体調が悪いのですが、家畜保健衛生所で伝染病等の検査や治療をすることができますか。
家畜保健衛生所では愛玩動物に関する検査や治療は行っておりませんので、動物病院を受診して下さい。
動物病院の診察の結果、豚熱が疑われる場合は、家畜保健衛生所にご連絡ください。
都民の方のための相談窓口
- 東京都産業労働局農林水産部食料安全課動物薬事衛生担当
- 電話：03-5320-4845
- FAX：03-5388-1456
- 受付（平日）午前：9時から正午まで 午後：1時から5時まで
- ※土曜日、日曜日、祝日及び年末年始(12月29日～1月3日）はお休みです。
愛玩豚飼養者の方のための相談窓口
- 東京都家畜保健衛生所
- 電話：042-588-7171
- FAX：042-597-5656
- 受付（平日）午前：9時から正午まで 午後：1時から5時まで
- ※土曜日、日曜日、祝日及び年末年始(12月29日～1月3日）はお休みです。
